「お風呂のお湯、急に冷たくなった…」「シャワー中に台所でお湯を使うと水になるんだけど…これって故障?」
毎日使うお湯だからこそ、給湯器のトラブルは本当に困りますよね。特に製造から10年近く経つ給湯器を使っていると、いつ何時、突然お湯が出なくなるか分からないという不安を抱えている方も多いのではないでしょうか。
でも、いざ給湯器を買い替えようとすると、ずらっと並んだ機種の数々に「何が違うの?」「うちにはどれがいいの?」と迷ってしまうはずです。特に「工事費込みって書いてあるけど、本当にそれだけで済むの?」といった疑問や不安も尽きません。
この記事では、そんなあなたの悩みを解消し、「家族構成」と「ライフスタイル」からあなたにぴったりの給湯器を見つけるための完全ガイドです。給湯器選びの最も重要なポイントである「号数」の基礎知識から、主要な給湯器の種類、そして安心の【工事費・リモコン込み】で購入できるおすすめ機種まで、徹底的に解説します。

もう給湯器選びで迷うことはありません。後悔のない賢い選択をして、快適で経済的な毎日を手に入れましょう!
この記事は元通信インフラエンジニアで電気技術者の筆者が技術者視点で解説していきます。使用する料金シミュレーション等は妻であるFP(ファイナンシャルプランナー)監修のもと作成しています。
「号数」が肝心!家族構成とライフスタイルで決まる最適な給湯器選び

給湯器を選ぶ上で、最も重要なのが「号数」です。この号数によって、一度に使えるお湯の量、ひいてはあなたの生活の快適さを左右します。
「号数」とは、お湯のパワーを示す基準
給湯器の「号数」とは、水温+25℃のお湯を1分間に出せる量(リットル)を示しています。例えば、水温が5℃の冬場でも、42℃のお湯を1分間にどれだけ安定して供給できるか、という給湯器の「能力」を表す数値です。数字が大きいほど、一度にたくさんの場所でたっぷりお湯を使えるということになります。
一般的な家庭用給湯器では、主に16号、20号、24号の3種類が主流です。
- 16号: 1分間に16リットルのお湯を供給可能。
- 20号: 1分間に20リットルのお湯を供給可能。
- 24号: 1分間に24リットルのお湯を供給可能。
この号数以上の容量を使用すると、供給過多となり、設定した温度のお湯を安定供給できなくなります。お風呂に入っている時にお湯の温度が急にぬるくなった事はありませんか?そういう場合は供給過多の状態です。
そういう現象が頻繁に起こる場合は、給湯器の容量不足か、交換サインです。
あなたの世帯にぴったりの号数は?具体的なシーンで考えよう!
| 家族構成 | 目安号数 | おすすめのライフスタイルと選び方のヒント |
| 1人暮らし | 16号 | シャワー中心で、お風呂はたまにしか張らない方や、一人暮らしに最適です。基本的に同時にお湯を使う場所が少ないため、16号でも十分に対応できます。初期費用やランニングコストを抑えたい場合にもおすすめです。 |
| 2~3人家族 | 20号 | お風呂の湯張りをしながらキッチンで洗い物をする、またはシャワー中に洗面台でお湯を使うなど、2箇所での同時使用があるご家庭に最適です。家族の入浴時間が大きくずれる場合も、安定した湯量を確保しやすいでしょう。 |
| 3~4人家族 | 24号 | 家族みんなが夕食の準備中や入浴時間帯に集中して給湯器を使うことが多いご家庭向けです。お風呂・キッチン・洗面台など3ヶ所以上での同時使用が頻繁でも、湯量が落ちにくく、快適にお湯を使えます。 |
| 5人以上の大家族 / 二世帯住宅 | 24号(+α検討) | 家庭用給湯器の最大号数は通常24号です。5人以上の大家族や二世帯住宅で、常に大量のお湯を複数の場所で同時使用する場合は、24号でも一時的に湯量が不足する可能性があります。この場合は、業者に相談して給湯器の複数台設置や、さらに強力な業務用給湯器の検討が必要になることもあります。 |
【ここがポイント!】「大は小を兼ねる」は給湯器には当てはまらないことも! 必要以上に大きな号数を選ぶと、給湯器の本体価格が高くなるだけでなく、給湯器が効率的に稼働するための最低燃焼能力があるため、かえって燃費が悪くなるケースも稀にあります。ご家庭の実際の使い方に合わせた最適な号数を選ぶことが、快適さと経済性の両立につながります。
世帯人数別にガス代の平均額についてまとめた記事がありますので、読んでいない方はぜひ読んでみてください。
給湯器の種類を理解する:ガス?電気?エコジョーズ?

給湯器には大きく分けて「ガス給湯器」と「電気給湯器」があります。さらに、それぞれに省エネ性能の異なるタイプが存在します。
ガス給湯器:瞬間式で湯切れ知らずのパワフルさ
都市ガスやLP(プロパン)ガスを燃料とし、お湯が必要な時に必要なだけ沸かす「瞬間式」が主流です。湯切れの心配がほとんどなく、パワフルな給湯が特徴です。
- 従来型(スタンダードタイプ)
- 特徴: 昔からある基本的なガス給湯器で、比較的安価な初期費用が魅力です。必要な時にすぐお湯を沸かせるシンプルな構造です。
- こんな人におすすめ: 初期費用をとにかく抑えたい方、お湯の使用量がそれほど多くない方。
- エコジョーズ(高効率給湯器)
- 特徴: 従来のガス給湯器では捨てていた排熱(排気ガス中の水蒸気の熱)を再利用して、お湯を温める「潜熱回収型」という高効率な仕組みを採用しています。これにより、少ないガス量で効率良くお湯を沸かせます。
- こんな人におすすめ: 毎月のガス代を大幅に節約したい方、地球環境に配慮したい方。初期費用は従来型より高めですが、長期的に見ればガス代の削減分で十分に元が取れることがほとんどです。(例:月のガス代が8,000円なら、エコジョーズにすることで約1,200円の節約。年間で約14,400円、10年で約144,000円もお得になる計算です!)
電気給湯器:オール電化や夜間電力でお得に
電気を燃料とし、主に夜間の安い電力でお湯を沸かし、タンクに貯めておく「貯湯式」が一般的です。
- エコキュート
- 特徴: 大気中の熱を利用してお湯を沸かす「ヒートポンプ」技術を採用した、非常に省エネな電気給湯器です。深夜の安い電力を利用してお湯を沸かして貯めておくため、オール電化住宅に住んでいる方や、日中の電気代を気にせずお湯を使いたい方に最適です。
- こんな人におすすめ: オール電化住宅の方、ランニングコストを徹底的に抑えたい方。ただし、貯湯タンクの設置スペースが必要です。
- 電気温水器
- 特徴: ヒーターで直接お湯を沸かす、シンプルな構造の電気給湯器です。エコキュートよりも本体価格は安価ですが、電気代はエコキュートに比べて高くなる傾向があります。
- こんな人におすすめ: 初期費用を抑えたい場合、エコキュートの設置スペースが確保できない場合。
ハイブリッド給湯器(ガスと電気のいいとこどり)
- 特徴: ガスと電気、それぞれの良い点を組み合わせた給湯器です。普段は効率の良いエコキュートのように電気でお湯を沸かし、急な来客などで貯湯量を超えてお湯を使いたい時や、お湯が足りなくなった際にはガスでパワフルにバックアップします。
- こんな人におすすめ: エコジョーズとエコキュート両方のメリットを享受したい方、光熱費を抑えつつ湯切れの心配を最小限にしたい方。初期費用は高めですが、究極の快適性と省エネ性を求めるなら検討の価値ありです。
給湯器選びで後悔しないために確認すべきこと
給湯器の号数やタイプだけでなく、以下の重要なポイントを事前に確認しておくことで、設置後のトラブルや追加費用の発生を防ぎ、安心して利用を開始できます。
使用中のガス種を確実に確認する!
ご自宅が都市ガスかLP(プロパン)ガスか、必ず確認してください。給湯器はガス種によって対応機種が異なります。間違ったガス種の給湯器を設置すると、事故の原因となるだけでなく、一切使用できません。ガスメーターやガス料金の検針票、または契約しているガス会社に問い合わせれば確認できます。
設置場所と現在の設置形態を把握する!
現在の給湯器がどこに、どのような形で設置されているかを確認し、写真に撮っておきましょう。
- 屋外壁掛け / 屋外据置: 住宅の壁面や、庭・ベランダの地面に設置。
- 屋内壁掛け / 屋内据置: 玄関内や洗面所など屋内に設置。換気設備なども含め、専門的な確認が必要です。
- PS(パイプスペース)設置: マンションなどの集合住宅の共用廊下にあるパイプスペース内。特に型番(製品名)、サイズ(幅・高さ・奥行き)、排気口の方向(前方排気、上方排気など)、扉の有無と形状が重要です。PS設置の場合、交換できる機種が厳しく制限されることが多いので、必ず現在の給湯器の情報を業者に伝えましょう。
リモコンの数とタイプ、その他の機能ニーズを明確にする!
- リモコンの数: 台所のみで良いか、浴室にも必要か。
- 追い焚き機能: 必要か不要か。家族の入浴時間がバラバラなら必須。
- 自動足し湯・配管自動洗浄: フルオート給湯器に多い機能で、より手間なく快適さを求めるなら検討。
- エコジョーズへの交換: 長期的なガス代節約を考えるなら、初期費用が高くても検討する価値あり。ドレン排水の工事が必要になる場合があるため、業者に確認を。
「標準工事」の範囲と追加費用の可能性を徹底確認!
「工事費込み」プランの肝は、この「標準工事」の範囲です。
- どこまでが標準工事か?: 商品ページや見積もりで、既存給湯器の撤去・処分、新しい給湯器の設置、基本的な配管接続、リモコン設置などが含まれているか確認。
- 追加費用が発生するケース:
- 既存給湯器の特殊な設置状況: 高所作業、狭い場所、搬入経路が困難な場合。
- 配管の劣化や経路変更: 経年劣化による配管交換、または給湯器の機種変更による配管位置のズレ。
- 電気配線の追加・変更: 特にエコキュートなど電気給湯器への交換時。
- ガス栓の交換: 経年劣化や安全上の理由で必要になる場合。
- ドレン排水工事: エコジョーズへの交換時に、屋外への排水経路確保が必要な場合。
- 部材の追加: 特定の部材が標準工事に含まれていない場合。
- 重要: 必ず現地調査を依頼し、その場で最終的な見積もりを確認しましょう。追加費用が発生する可能性のある項目について、具体的に説明を受けることが重要です。
給湯器の交換時期や耐用年数についてまとめた記事がありますので、まだ読んでいない方はぜひ読んでみてください。
賃貸住宅などにお住まいの方は、給湯器を交換することができない場合も多くあります。そんな場合は手軽にガス代と水道代を節約できる節水シャワーヘッドがおすすめです。興味のある方はこの記事を読んでみてください。
世帯人数別・おすすめ給湯器モデル3選【工事費込み・リモコン付き】
ここでは、初期費用と工事の安心感を重視し、【リモコン付き+標準工事費込み】で提供されているパロマ製のガス給湯器を、世帯人数別に厳選してご紹介します。
(※ご紹介する価格は、記事執筆時点(2025年7月)での参考価格であり、変動する可能性があります。購入時は必ず最新の価格とプランをご確認ください。)
一人暮らし〜二人暮らし向け:【16号】でコンパクト&高効率

- Rinnai RUX-E1616W(A) 13A + MC-145V(A) リモコンセット 基本工事費込み
- 号数: 16号 ガス給湯専用機 エコジョーズ
- タイプ: 屋外壁掛型
- リモコン: 台所リモコン付き(※浴室リモコンは追加オプションの場合あり)
- ガス種: 都市ガス/LPガス両対応
- 工事費込み価格: 約92,800円(税込)〜
- ここがおすすめ! 16号は、一人暮らしや二人暮らしで、お湯の使用がシャワー中心、またはお風呂はさっと済ませるというライフスタイルに最適です。コンパクトなボディで設置場所を選びにくいのも魅力。このモデルはオートタイプなので、設定した湯量で自動的にお湯張りがストップし、一定時間の保温もしてくれます。シンプルながらも毎日の入浴を快適にする基本機能がしっかり備わっており、無駄な機能がない分、初期費用を抑えられます。「給湯器はシンプルで十分、でも快適さは欲しい」という方にぴったりの一台です。
↓↓↓\\都市ガスタイプはこちら//↓↓↓
Rinnai RUX-E1616W(A) 13A + MC-145V(A) リモコンセット 基本工事費込み
↓↓↓\\プロパンガスタイプはこちら//↓↓↓
Rinnai RUX-E1616W(A) LPG + MC-145V(A) リモコンセット 基本工事費込み
2人〜3人家族向け:【20号】でバランスの取れた快適さ
- ノーリツ GT-2051AWX-FF-2 BL 13A + 台所・浴室リモコン+工事セット
- 号数: 20号
- タイプ: フルオートタイプ、屋外壁掛け型
- リモコン: 台所・浴室の2箇所付き
- ガス種: 都市ガス/LPガス両対応
- 工事費込み価格: 約153,600円(税込)〜
- 主な機能: 自動湯張り、追い焚き
- ここがおすすめ! 2~3人家族、特にお子さんがいるご家庭で「お風呂の湯張り中にキッチンでお湯を使う」「シャワーを浴びている最中に洗面台でお湯を使う」といった同時使用が発生するケースでは、20号が非常にバランスが良く快適な湯量を提供します。このモデルの最大の魅力は、追い焚き機能が標準で搭載されている点。家族の入浴時間がずれても、冷めたお湯を温め直せるため、いつでも温かいお風呂に入れます。台所と浴室の両方にリモコンがあることで、家族みんながそれぞれの場所で便利にお湯を操作できるため、夕食準備と入浴時間が重なりがちなファミリーにぴったりの「安心」モデルです。
ノーリツ GT-2051AWX-FF-2 BL 13A + 台所・浴室リモコン+工事セット
4人以上のファミリー世帯向け:【24号】でパワフル&湯切れ知らず
- ノーリツ GT-2451AWX-FF-2 BL 13A + 台所・浴室リモコン+工事セット
- 号数: 24号
- タイプ: フルオートタイプ、屋外壁掛け型
- リモコン: 台所・浴室の2箇所付き
- ガス種: 都市ガス/LPガス両対応
- 工事費込み価格: 約159,500円(税込)〜
- 主な機能: 自動湯張り、追い焚き
- ここがおすすめ! 中学生以上のお子さんがいるご家庭や、二世帯住宅など、4人以上のファミリー世帯にとって、24号はまさに必須のパワーです。特に冬場や夕方のピーク時間帯に「キッチン・お風呂・シャワー・洗面台」など、同時に複数箇所でお湯を使うシーンが頻繁にある場合でも、24号なら1分間に24リットルの安定した湯量を供給できます。湯量が落ちたり、冷たくなったりするストレスを大幅に軽減し、家族みんなが快適にお湯を使えます。このモデルも追い焚き機能に対応しており、大家族の忙しい毎日を強力にサポートしてくれる頼れる一台です。
ノーリツ GT-2451AWX-FF-2 BL 13A + 台所・浴室リモコン+工事セット
まとめ:世帯人数に合った給湯器選びで、安心・快適・お得な毎日を!
給湯器は一度設置すると長く使う家電だからこそ、交換のタイミングでしっかり見直すことが大切です。特に、ご家庭の世帯人数とライフスタイルに合った「号数」を選ぶことが、快適な給湯と無駄のない光熱費に直結します。
- 1人暮らし~2人暮らし: 16号モデルで十分。必要最低限の機能でコストを抑えたいなら最適。
- 2人~3人家族: 20号モデルで同時使用にも対応。追い焚き機能で入浴も快適に。
- 4人以上のファミリー世帯: 24号モデルでパワフルな湯量を確保。湯切れの心配なく家族みんなが快適に。
今回ご紹介した給湯器は、いずれも信頼性の高いブランドで、【工事費込み+リモコン付き】の安心プランとして多くの販売店で提供されています。日々のこまめな節約ももちろん大切ですが、給湯器本体の見直しは、毎月の光熱費に最も大きな影響を与える賢い投資です。
「まだ大丈夫だろう」と思っていても、給湯器の平均寿命は約10年。特に10年を超えた給湯器はいつ故障してもおかしくなく、突然お湯が出なくなるなどのトラブルは、特に冬場には生活に大きな支障をきたします。
ぜひこの記事を参考に、ご自身のライフスタイルに合った最適な給湯器を見つけ、安心・快適・お得な給湯ライフを手に入れてください!

この記事が少しでも読者の方のお役に立てたなら幸いです






