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都市ガスとプロパンガスの違いとは?料金、安全性、メリット・デメリットを完全解説!

【徹底比較】都市ガスとプロパンガスの違いとは?料金、安全性、メリット・デメリットを完全解説! ガス料金の節約術

ガスには「都市ガス」「プロパンガス(LPガス)」という2つの異なる種類があるのをご存知でしょうか?

「引っ越し先の物件がプロパンガスだったけど、都市ガスと何が違うの?」 「最近ガス代が高い気がするけど、これって普通なの?」 「もしもの災害時、うちのガスって大丈夫なのかな?」

こういった疑問を抱える方も少なくないはずです。見た目や使い心地は似ていても、供給方法から料金体系、さらにはガスの性質、災害時の対応まで、都市ガスとプロパンガスには明確な違いが存在します。

そして実際問題として、多くの賃貸物件では、入居者が都市ガスとプロパンガスのどちらかを選ぶことはできません。選べるのは、物件を探す段階で、どちらのガスが供給されているかを確認する時に限られるのが現状です。

この記事では、そんなあなたの疑問を解消すべく、都市ガスとプロパンガスの基本的な仕組み、それぞれの提供エリア、気になる料金の比較、ガス種ごとの安全性と注意点、そしてメリット・デメリットまで、あらゆる側面から徹底的に掘り下げて解説します。

管理人
管理人

オール電化も普及していますが、高騰する電気代と比べて熱効率が高くエネルギー単価の安いガスが再注目されています。電気一本よりも、ガスを使う方が断然節約になりますよ。

この記事は元通信インフラエンジニアで電気技術者の筆者が技術者視点で解説していきます。使用する料金シミュレーション等は妻であるFP(ファイナンシャルプランナー)監修のもと作成しています。

管理人

名古屋市在住の技術者ライター
自動車関連や半導体など幅広い分野で使われる生産設備の設計を手掛ける機械・電気の専門家。前職は某大手通信会社でインフラ事業に携わる。ファイナンシャルプランナーの妻の意見も参考に、技術者視点での節約アイデアを発信中。

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都市ガスとは? 地下の配管で安定供給されるクリーンエネルギー

都市ガスは、地下に埋設されたガス導管を通して、各家庭や事業所に供給されるガスです。まるで水道のように、一度開栓すれば安定してガスが供給され続けます。

仕組みと提供地域・地域性

都市ガスは、主に海外から輸入される液化天然ガス(LNG)を原料としています。ガス会社がLNGを気化させ、大規模なガス導管網を通じて都市部を中心に供給しています。そのため、ガス導管が整備されている地域でしか利用できません。主に人口の多い都市圏とその周辺地域が中心で、地方や郊外では利用できないケースも少なくありません。

お住まいの地域に都市ガスが供給されている場合、基本的に他のガス種を選ぶことはありません。

都市ガス料金の仕組みと特徴

都市ガスの料金は、一般的に「基本料金」と「従量料金」の合計で構成されます。

  • 基本料金: ガスの使用量にかかわらず毎月かかる固定費です。導管や設備の維持管理費用などに充てられます。
  • 従量料金: ガスの使用量に応じて変動する費用です。使えば使うほど高くなります。

都市ガスは、公共料金としての性格が強く、経済産業省の認可を受けた料金体系のため、比較的料金が安定しているのが特徴です。また、原料費調整制度により、原料価格の変動が料金に反映される仕組みもあります。

プロパンガス(LPガス)とは? ボンベで全国どこでも届く手軽なガス

プロパンガス(LPガス:Liquefied Petroleum Gas)は、液化石油ガスのことで、ガスボンベに充填されて各家庭や施設に配送・設置されるガスです。

仕組みと提供地域・地域性

プロパンガスは、ガスボンベを各戸に配送・設置することで供給されます。ボンベ内のガスが少なくなると、ガス会社が新しいボンベに交換したり、充填したりします。都市ガスのような大規模な配管工事が不要なため、全国のどこでも利用が可能です。都市ガスが通っていない地方や郊外、山間部などでも広く普及しており、新築住宅の多くもプロパンガスを選択しています。

都市ガスが供給されていない地域では、プロパンガスが唯一のガスエネルギーの選択肢となることがほとんどです。 賃貸物件では、大家さんや管理会社が契約しているプロパンガス会社を利用するのが一般的です。

プロパンガス料金の仕組みと特徴

プロパンガスの料金も、「基本料金」と「従量料金」の合計で構成されます。

  • 基本料金: ガスの使用量にかかわらず毎月かかる固定費です。ボンベの配送費、保安点検費用、設備の維持費用などが含まれます。
  • 従量料金: ガスの使用量に応じて変動する費用です。

都市ガスと大きく異なるのは、プロパンガスは自由料金制である点です。そのため、プロパンガス会社によって料金設定が大きく異なり、同じ地域でも料金に大きな差が出ることが珍しくありません。配送費や人件費が料金に上乗せされるため、一般的に都市ガスよりも割高になる傾向があります。

ガスの種類による性質の違いと安全な利用法

都市ガスとプロパンガスは、見た目は同じガスですが、その成分や性質には明確な違いがあります。この違いを理解することは、安全にガスを使用するために非常に重要です。

主成分と空気との比重

項目都市ガスプロパンガス
主成分メタンを主成分とする天然ガスプロパン、ブタンを主成分とする液化石油ガス
空気との比重軽い(比重約0.5~0.7)重い(比重約1.5~2.0)
液化点低い(常温では気体)高い(比較的低い圧力で液化できる)
発熱量約45MJ/m3(東京ガスの13Aの場合)約99MJ/m3(プロパンの場合)

都市ガスの主成分であるメタンは空気よりも軽いため、万一ガス漏れが発生した場合は、部屋の上部に滞留しやすい性質があります。一方、プロパンガスの主成分であるプロパンやブタンは空気よりも重いため、ガス漏れが発生した場合は、床面に沿って低い場所に滞留しやすい性質があります。

ガス漏れ時の注意点と警報器の設置場所

ガスの性質が異なるため、ガス漏れを検知するガス警報器の設置場所も変わります。

  • 都市ガスの場合: 空気より軽いため、天井付近(ガス器具から水平距離8m以内、天井から30cm以内)に設置します。
  • プロパンガスの場合: 空気より重いため、床から30cm程度の低い位置(ガス器具から水平距離4m以内)に設置します。

ご自宅で使用しているガスの性質を知る事で、緊急時の対処法も変わってきます。都市ガスとプロパンガスは異なる性質のため、空気より重いか軽いかは覚えておいて損はないでしょう。

ガス漏れを疑う際は、絶対に火を使わず、換気扇も回さず、窓やドアを開けて換気し、すぐにガス会社に連絡してください。電気のスイッチ操作も火花が発生する可能性があるため避けましょう。

都市ガスとプロパンガス:徹底比較表

ここまで都市ガスとプロパンガスそれぞれの特徴を見てきましたが、両者の違いをより視覚的に、分かりやすくまとめるために比較表を作成しました。

項目都市ガスプロパンガス(LPガス)
供給方法地下配管によるパイプライン供給ガスボンベによる戸別配送
主成分メタンプロパン、ブタン
空気との比重軽い重い
提供地域都市部中心(導管整備地域)全国どこでも(ボンベ配送可能地域)
初期費用ガス導管引き込み工事が必要な場合ありボンベ設置費用、配管工事費用などがかかる場合あり
料金体系公共料金(認可料金)、比較的安定自由料金制、会社によって料金差が大きい、高めの傾向
災害時導管損壊時は広範囲に影響、復旧に時間かかる可能性あり個別供給のため、局所的な被害なら復旧が比較的早い場合あり
ガス漏れ警報器の設置場所天井付近床から30cm程度の低い位置
ガス器具都市ガス用器具が必要プロパンガス用器具が必要

この比較表を見ると、都市ガスとプロパンガスは、供給インフラから料金、安全性における注意点まで、まさに「別物」であることがわかります。

都市ガスは、インフラが整備された都市部で暮らす方にとって、安定した低料金で利用できる大きなメリットがあります。しかし、インフラがない地域では利用できず、災害時には広範囲に影響が出る可能性もあります。

一方、プロパンガスは、都市ガスが通っていない地域でも手軽に導入できる「全国どこでも使える」利便性が最大の強みです。災害時の復旧の早さも魅力ですが、料金がガス会社によって大きく変動し、都市ガスよりも割高になる傾向がある点がデメリットと言えるでしょう。

どちらのガスが良いかは、あなたの住んでいる場所や、何を重視するかによって異なります。料金の安さを最優先するなら都市ガス、場所を選ばずに利用したいならプロパンガス、といったように、新築時などでガス種を選べる場合には、ご自身のニーズに合わせて最適なガスを選びましょう。

どっちが安いの? 具体的な例で見るガス代の差

「結局、どっちが安いの?」と気になる方も多いでしょう。一般的に、プロパンガスの方が都市ガスよりも料金が高い傾向にあります。これは、プロパンガスの配送費用や人件費、設備の維持管理費用などが料金に上乗せされるためです。

具体的な例を挙げて、月々のガス代の目安を比較してみましょう。

  • 都市ガスの場合: 大手ガス会社の平均的な料金は、1m³あたり約150円〜200円程度(従量料金部分)。
  • プロパンガスの場合: プロパンガス会社や地域、契約プランによって大きく異なりますが、1m³あたり約400円〜600円程度、場合によってはそれ以上になることもあります。

仮に、月間のガス使用量が10m3だった場合で比較すると、

  • 都市ガス: 150円/m3×10m3=1,500円(従量料金のみ)
  • プロパンガス: 500円/m3×10m3=5,000円(従量料金のみ)

これに基本料金が加算されますが、従量料金だけでもこれだけの差が生じる可能性があります。年間で考えると、その差は数万円から数十万円にも及ぶことがあります。

なぜプロパンガスが高いかと言うと、都市ガスに比べて配送やボンベ交換などの諸経費がかかるのも理由の一つですが、発熱量が都市ガスよりも高く、等量を使用した場合の熱エネルギーは都市ガスの倍以上となります。同じガス量で倍のエネルギーが取り出せるなら高くなるのも納得ですね。

そのため、飲食店など火力を必要とする場所では、高くてもプロパンガスが好まれる理由でもあります。ですが、一般家庭では比較的料金が安定している都市ガスが好まれています。

特にプロパンガスをご利用の方は、現在の料金が適正か、一度見直してみることを強くおすすめします。

都市ガスとプロパンガスに関するよくある質問(Q&A)

ここでは、都市ガスとプロパンガスに関してよくある疑問に答えます。

Q
引っ越し先がプロパンガスでした。都市ガスに変えられますか?
A

実際問題として、入居後にプロパンガスから都市ガスへ切り替えることは、ほとんど不可能です。 まず、お住まいの地域に都市ガスの導管が近くまで来ているかどうかが前提となります。もし導管が近くにない場合、導管の引き込み工事が必要となり、費用が数十万円から数百万円と非常に高額になります。

さらに、宅内のガス配管やガスコンロ、給湯器などのガス器具もプロパンガス用から都市ガス用に交換する必要があり、これにも別途費用が発生します。これらの高額な費用と大規模な工事を考えると、現実的な選択肢とは言えません。

Q
災害時に強いのはどちらですか?
A

それぞれ異なる特性とメリットがあります。

  • プロパンガス: 個別のボンベで供給されるため、広域の導管網が損傷する影響を受けません。災害による被害が局所的であれば、個別にボンベを交換することで比較的早く復旧できる可能性があります。阪神・淡路大震災や東日本大震災でも、プロパンガスは早期の復旧が報告されています。
  • 都市ガス: 広範囲に張り巡らされた導管で供給されるため、大規模な地震などで導管が損傷すると、広範囲に供給が停止し、復旧に時間がかかる可能性があります。しかし、近年では地震発生時に自動でガスを遮断するマイコンメーターの設置が義務付けられるなど、安全対策が強化されています。また、緊急時にも重要な公共施設(病院など)への供給を優先的に再開する仕組みも整えられています。
Q
ガス器具は都市ガスとプロパンガスで使い分けが必要ですか?
A

はい、必須です。都市ガス用とプロパンガス用では、ガスの種類が異なるため、燃焼に必要な空気の量やガスの噴出圧力が調整されています。ガス種に合わない器具を使用すると、以下のような危険や不具合が生じます。

  • 不完全燃焼: 一酸化炭素中毒の危険性があります。
  • 火力の不安定: 火力が弱すぎたり、強すぎたりしてうまく使えません。
  • 故障: 器具に負担がかかり、寿命が短くなったり故障の原因になります。 ガス器具を購入する際は、必ずご自宅のガス種に合ったものを選びましょう。
Q
ガス料金の計算方法は同じですか?
A

基本的な料金体系(基本料金+従量料金)は共通していますが、具体的な料金単価や料金プラン、そして料金決定の仕組みが大きく異なります。

  • 都市ガス: 料金は国によって認可されており、料金の透明性が高く、急激な変動は少ない傾向にあります。
  • プロパンガス: 料金は自由料金制であり、ガス会社が自由に設定できます。そのため、地域や会社、契約内容によって料金単価が大きく異なります。同じ使用量でも、契約しているガス会社が違うだけで料金が数千円単位で変わることも珍しくありません。
Q
都市ガスが通っていない地域で、新築を建てる場合の選択肢は?
A

都市ガスが通っていない地域で新築を建てる場合、ガスを希望するなら基本的にプロパンガスが主な選択肢となります。しかし、近年はガス以外のエネルギー源も普及しています。

  • オール電化: 給湯器や調理機器などをすべて電力でまかなう選択肢です。初期費用はかかりますが、電気料金プランを賢く選べばランニングコストを抑えられる可能性があります。
  • 灯油ボイラー: 給湯や暖房に灯油を使用するシステムです。灯油の価格変動に影響されます。 ご自身のライフスタイルや重視するポイント(初期費用、ランニングコスト、利便性など)を考慮し、複数の選択肢を比較検討することが大切です。
Q
プロパンガス会社は自由に選べますか?
A

一戸建てにお住まいの場合は、基本的に複数のプロパンガス会社から自由に選べます。現在のガス会社に不満がある場合、他のプロパンガス会社への切り替えを検討できます。その際は、現在の契約内容(違約金など)をよく確認し、新しい会社と慎重に契約を結ぶようにしましょう。

ただし、アパートやマンションなどの賃貸物件の場合は、大家さんや管理会社が契約しているガス会社から変更できない場合がほとんどです。

ガス代を抑えるためには? 賢い「見直し」が節約の鍵!

多くの場合、ご自身でガス種を選ぶことは難しいのが現状ですが、今お使いのガス代を抑えるための方法はあります。

  • プロパンガスをご利用の場合: プロパンガスは料金がガス会社によって大きく異なります。そのため、現在のガス会社や料金プランが本当に最適なのか、比較検討することが非常に重要です。特に、引っ越し後ずっと同じガス会社を使っている場合は、料金が高止まりしている可能性があります。 「現在のガス代が高いと感じる」「もっとお得なプランがあるか知りたい」と感じたら、ぜひ複数のガス会社の料金プランを比較検討できるガス比較サイトなどを活用してみましょう。簡単な情報入力で、現在の料金と他社の料金を比較し、より安価なプランを提案してくれるサービスもあります。
  • 都市ガスをご利用の場合: 都市ガスは比較的料金が安定していますが、2017年のガス小売自由化以降、様々なガス会社が新規参入し、料金プランやサービス内容が多様化しています。電力会社とのセット割引や、インターネット回線とのセット割引など、お得なプランも登場しています。 ご自身の利用状況やライフスタイルに合わせて、最適な料金プランを選ぶことで、月々のガス代を大きく節約できる可能性があります。ご契約中のガス会社のウェブサイトを確認したり、他の電力会社などが提供するガスプランと比較してみるのも良いでしょう。

ガス代が高いと感じている方は、下記の記事でガス代を抑える方法を解説していますので、ぜひ参考にしてください。賢くガスを見直して、家計の負担を減らしましょう!

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記事のまとめ:ご自身のガスを理解し、賢く利用しよう

都市ガスとプロパンガスは、供給方法、料金体系、ガスの性質、そして利用できるエリアまで、多くの点で違いがあります。そして、多くの場合、あなたがどちらのガスを利用するかは、お住まいの地域や物件によって既に決まっているのが現実です。

特徴都市ガスプロパンガス
供給導管で安定供給、開栓すれば継続利用ボンベで戸別配送、ボンベ交換が必要
料金比較的安定、公共料金的、地域差が少ない自由料金制、会社によって料金差が大きい、高めの傾向
エリア都市部中心、導管が整備されている地域限定全国どこでも利用可能、ボンベ配送さえできればOK
性質空気より軽い、警報器は天井付近空気より重い、警報器は足元付近

大切なのは、「どちらのガスが良いか」を悩むことよりも、「今、自分が利用しているガスがどのような特性を持っているか」を正しく理解し、その上で「どうすればより安全に、そして経済的に利用できるか」を考えることです。

特にプロパンガスをご利用でガス代に疑問を感じる方は、積極的にガス会社を比較検討し、賢くガス代を節約していきましょう。この記事が、あなたのガスライフをより豊かにする一助となれば幸いです。

賃貸住宅などにお住まいの方は、ガス会社を変更することができない場合も多くあります。そんな場合は手軽にガス代と水道代を節約できる節水シャワーヘッドがおすすめです。興味のある方はこの記事を読んでみてください。

管理人
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最後まで読んでいただきありがとうございました!
この記事が少しでも読者の方のお役に立てたなら幸いです

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