近年、従来の宅配型ウォーターサーバーとは一線を画す新しい選択肢として、「給水浄水型ウォーターサーバー」が注目を集めています。水道水を注ぐだけで美味しい水がいつでも使える給水浄水型は、手軽さやコスト面でのメリットが語られる一方で、使う上での注意点も存在します。
この記事では、給水浄水型ウォーターサーバーがどのような仕組みで、どのようなメリット・デメリットがあるのかを徹底的に解説します。あなたのライフスタイルに最適な飲み水環境を選ぶために、ぜひ最後まで読んで検討の参考にしてください。

給水浄水型ウォーターサーバーがあなたの暮らしにフィットするかどうか、おおまかなイメージを持つことができると思いますので、ぜひ最後まで読んでください!
この記事は元通信インフラエンジニアで電気技術者の筆者が技術者視点で解説していきます。使用する料金シミュレーション等は妻であるFP(ファイナンシャルプランナー)監修のもと作成しています。
給水浄水型ウォーターサーバーとは?仕組みを解説

給水浄水型ウォーターサーバーは、サーバーの上部などに設置された給水タンクに、ご家庭の水道水を直接注ぎ入れて使用するタイプのウォーターサーバーです。
注がれた水道水は、サーバー内部に搭載された高性能な浄水フィルター(活性炭フィルター、中空糸膜フィルターなど)を通過することで、塩素、カルキ臭、サビ、カビ、雑菌などの不純物が除去されます。
浄水された水は、サーバー内部のタンクに貯められ、冷水・常温水・温水として必要な時にいつでも使えるようになります。宅配型のようにメーカーから配送される水ボトルは不要で、水道水がそのまま「サーバーの天然水」のように美味しく生まれ変わるのが最大の特徴です。
給水浄水型ウォーターサーバーの主なメリット

給水浄水型ウォーターサーバーには、従来のボトルを上に乗せる宅配型にはない独自のメリットが数多くあります。
重い水ボトルの交換・注文・受け取りが一切不要
宅配型ウォーターサーバーの利用者が最も負担に感じる点の一つが、12リットルなどの重たい水ボトルをサーバー上部まで持ち上げて交換する作業です。給水浄水型なら、この重労働から完全に解放されます。
水道水を給水タンクに注ぐだけなので、女性や高齢者の方でも無理なく扱えます。また、水の注文ノルマや定期配送の受け取り、不在時の再配達手配といった手間も一切かかりません。
水ボトルの保管場所や空ボトルのゴミが出ない

宅配型の場合、届いたボトルのストック場所や、使用済みの空ボトルを一時的に保管しておくスペースが必要です。特に一人暮らしやマンションなどで収納スペースが限られている場合、これが大きな負担となります。
給水浄水型なら水ボトル自体がないため、保管場所に困ることもなく、プラスチックゴミの排出量も大幅に削減でき、環境にも優しい選択肢と言えます。
水の使用量を気にせず使える定額制
多くの給水浄水型ウォーターサーバーは、サーバー本体のレンタル料とフィルター代を合わせた月額定額制の料金体系を採用しています。つまり、どれだけ水を使っても月々の費用は基本的に変わりません。
宅配型のように「今月は水を使いすぎたかも…」と心配する必要がなく、飲み水だけでなく、日常的な料理や炊飯、洗顔、加湿器への補充など、様々な用途に気兼ねなくたっぷり使用できます。
特に、ご家族が多い方や料理によく水を使う方にとっては、コストパフォーマンスに優れる可能性が高いです。月々の費用がサーバーレンタル代+フィルター代(または全て込みの定額)と分かりやすいのも特徴です。
設置場所の自由度が高い
同じ浄水型ウォーターサーバーでも、水道直結型のように給水管工事が不要で、宅配型のようにボトルを置くスペースも必要ないため、設置場所の選択肢が広がります。
キッチンはもちろん、リビングや寝室など、コンセントさえあれば好きな場所に比較的自由に設置できます。
高性能フィルターで水道水が美味しく生まれ変わる

最新の給水浄水型サーバーに搭載されている浄水フィルターは非常に高性能です。JIS規格に定められた除去対象物質だけでなく、マイクロプラスチックなどのさらに細かい物質まで除去できる機種もあります。
これにより、水道水特有のカルキ臭や雑味がなくなり、まろやかで美味しい水になります。「水道水はそのまま飲むのは抵抗がある」という方でも、安心して利用できます。
機種によってはミネラル成分はそのままに不純物だけを除去するものもあります。また、最近話題となっているPFASの除去にも対応している機種も出ています。
月額利用料が低価格
他のタイプのウォーターサーバーに比べ月額利用料が低価格なのも魅力の一つです。水道直結型は平均4,500円/月、宅配型は平均4,000円/月、それに対して給水浄水型は平均3,500円/月とかなりお得な価格設定になっています。
その理由として、宅配型のようにボトル代や運送費がかからないこと、水道直結型のように設置工事が無いことが挙げられます。
給水浄水型ウォーターサーバーの主なデメリット

魅力的なメリットがある一方で、給水浄水型ウォーターサーバーには以下のようなデメリットも存在します。
給水タンクに自分で水を注ぐ必要がある
最大のメリットであるボトル交換不要の裏返しとして、サーバー上部や側面の給水タンクに水道水を自分で注ぎ足す作業が必要です。給水タンクの容量は機種によりますが、一般的に2リットルから5リットル程度です。
水をたくさん使うご家庭では、給水の頻度が高くなり、この作業が手間に感じられる可能性があります。例えば、1日に3リットル使う場合、3リットルタンクなら毎日1回、5リットルタンクでも2日に1回程度の給水が必要になります。
給水タンクの着脱や持ち運びの手間も考慮しておきましょう。
給水タンクや内部の清掃・メンテナンスが必要
水道水を直接注ぎ入れる給水タンクや、浄水された水が一時的に貯まる内部タンク、水受け皿などは、衛生的に保つために定期的なお手入れが必要です。
特に給水タンクは水道水が常温で貯まるため、汚れやぬめりが発生しやすい箇所です。メーカー推奨の清掃頻度や方法を確認し、自身で清掃を行う手間が発生します。
多くの機種では、自動クリーニング機能も搭載されていますが、給水タンクの手洗いや、吸水口・吐水口周りの拭き掃除などは必要になります。
浄水性能の維持にはフィルター交換が必須
水の美味しさや安全性は、内蔵フィルターの性能にかかっています。フィルターには寿命があり、ろ過できる水量や期間が決まっています。
定期的なフィルター交換を怠ると、浄水性能が低下し、水の味が悪くなったり、衛生面での問題が発生したりする可能性があります。
フィルターの交換時期はメーカーによって異なりますが、多くの場合6ヶ月〜1年に1回程度。交換フィルターの費用は月額料金に含まれている場合と、別途購入するプランがあります。
冷水・温水にできる量に限りがある場合がある

給水浄水型サーバーは、給水タンクに入れた水道水を浄水フィルターでろ過し、その後に冷水・温水として提供します。一度に貯めておける浄水済み水の量(内部タンク容量)は機種によって異なります。
冷水や温水を大量に連続で使用すると、内部タンクが空になり、再び浄水・冷却・加熱されるまで待つ時間が発生することがあります。大人数で一度に大量のお湯や冷水を使う場面が多い場合は、不便を感じるかもしれません。
家族が多い世帯や、飲料水以外にも料理など大量に使いたい方は水道直結型がおすすめです。
▶ 水道直結ウォーターサーバーのメリット・デメリット徹底解説
停電時は基本的に使用できない
多くのウォーターサーバーは電気を使用して水を浄水・冷却・加熱するため、停電時はこれらの機能が停止し、水が出なくなります。非常時の備蓄水としては期待できません。
非常用の備蓄水としてウォーターサーバーを検討している人には宅配型をおすすめします。
ウォーターサーバーは大きく分けると宅配型、給水浄水型、水道直結型と3種類あります。それぞれの特徴を比較した記事がありますので、ぜひ選定の参考にしてください。
▶ ウォーターサーバーを比較!種類を徹底解説【2025年版】
給水浄水型ウォーターサーバーはどんな人におすすめ?

給水浄水型ウォーターサーバーのメリット・デメリットを踏まえると、以下のような方におすすめです。
ウォーターサーバーのタイプが決まっても、どのメーカーにするか悩みますよね。ウォーターサーバーを20年近く使用している私が厳選したおすすめを紹介します!
管理人イチオシ!ウォータースタンド ピュアライフ
ウォーターサーバーを選ぶ際に大切なのが、料金が明瞭な事!初期費用や月額料金はもちろんの事、契約期間や解約時に発生する費用まで丁寧に説明されている事が重要です。導入費用やキャンペーンの広告ばかり宣伝し、解約時の違約金などの説明が不足しているメーカーは、選定から外した方が無難です。
では、何を基準に選ぶかというと、解約方法と違約金の説明がホームページ上に記載されているかが判断基準となります。なぜかというと、ウォーターサーバーの契約トラブルのほとんどが解約時に発生しているからなんです。契約内容がわかりやすく、消費者目線のメーカーは信用に値すると思います。
今回紹介するのは、ウォータースタンドのピュアライフです!おすすめポイントは
サービスが良すぎて逆に怪しくなるほどですよね。サーバー本体の代金が20万円とした場合、月額3,300円だと5年契約でなければ利益が出ないはずです。5年未満で解約が相次いだら赤字に…。それでもこのビジネスモデルが成立している理由は、解約率が低いからに他ならないと思います。
また、全国に営業所があるためアフターサービスも充実しているのが解約率を下げている要因と言えます。私は技術者なのでメンテナンスをする側の人間ですが、機械はトラブルが起きて当たり前です。大事なのは、トラブルが起きた時に「どう対応してくれるか」が重要なので、ウォータースタンドの料金体系やサービス体制は、消費者からすると、この上ない安心材料と言えます。
▶ 管理人イチオシの給水浄水型ウォーターサーバーはこちら↓↓↓
そのほかにも、私が独断と偏見で厳選した3機種を紹介している記事も参考にしてください!
▶ 一人暮らしにおすすめ!浄水型ウォーターサーバー徹底比較3選!
給水浄水型ウォーターサーバー以外を検討した方が良い人

逆に、以下のような方は他のタイプのウォーターサーバーや飲み水の選択肢も検討する価値があります。
- どうしても「天然水」や特定の水源の「RO水」にこだわりたい方(宅配型ウォーターサーバーが適しています)
- 給水タンクに水道水を注ぐ作業も手間だと感じる方、一切の労力をかけたくない方(水道直結型ウォーターサーバーや、ボトルの軽い・足元交換タイプの宅配型が良いかもしれません)
- ウォーターサーバーを使う頻度が非常に少なく、水の使用量がごく少量の方(ペットボトルやポット型・蛇口直結型浄水器の方がコストを抑えられる場合があります)
- メンテナンスやフィルター交換の管理を一切自分でしたくない方(ウォーターサーバーは向いていません)
ウォーターサーバーは大きく分けると宅配型、給水浄水型、水道直結型と3種類あります。それぞれにメリット・デメリットがあります。
ウォーターサーバーを導入したい目的を明確にし、ライフスタイルに合ったタイプを選定すると良いと思います。タイプ別の特徴を比較した記事がありますので、ぜひ選定の参考にしてください。
▶ ウォーターサーバーを比較!種類を徹底解説【2025年版】
料金体系や契約についてもチェックしよう

給水浄水型ウォーターサーバーの導入を検討する上で、メリット・デメリットだけでなく、具体的な料金や契約条件も非常に重要です。サーバーのレンタル料、フィルター代、電気代、最低利用期間、解約金(違約金)などは、メーカーや機種によって大きく異なります。
月々のランニングコストはもちろん、契約期間中に発生しうる費用や、万が一解約する場合の条件についても事前にしっかり確認しておくことが、後々のトラブルを防ぎ、納得して利用するためには不可欠です。
給水浄水型ウォーターサーバーの料金体系や契約に関する詳細は、以下の記事でさらに詳しく解説していますので、ぜひ参考にしてください。
まとめ
給水浄水型ウォーターサーバーは、ボトル交換不要、定額でたっぷり使えるという大きなメリットがあり、手軽さやコストパフォーマンスを重視する方に魅力的な選択肢です。しかし、給水やフィルター交換の手間、メンテナンスの必要性といったデメリットも理解した上で選ぶことが大切ですし、料金体系や契約条件も機種によって異なります。
この記事で解説したメリット・デメリットを、あなたのライフスタイルや水の消費量と照らし合わせ、さらに上記リンク先の記事で料金や契約について確認することで、あなたにとって最適なウォーターサーバー選びができるはずです。快適で賢い飲み水ライフを実現してみてはいかがですか。

この記事が少しでも読者の方のお役に立てたなら幸いです



